2017-06

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2005.07.04 Mon
『匂いの魔力-香りと臭いの文化誌』

『誘惑する力、差別する力、殺す力、癒す力』

いにしえには生死を左右する唯一の感覚とされるほどに、力を持っていた嗅覚。香りは血であり、血は香りである。古今東西さまざまな宗教的儀式で、香は血とともに用いられる。血の契約は香りとともに交わされる。そして、治療。ヨーロッパに蔓延した黒死病の治療に、呪術医によって瀉血とアロマテラピーが同時に行われる。香草が焚きしめられた空間で、患者からあふれ出す病の血。そして暗黒の世の終末には、ミルラで処理された死体ミイラが薬として用いられる。

分子と受容体の、直接的な接触によって得られる「匂い」という現象に、わたしたちはいかに接し、魅了され、恐怖してきたか。絶大な力を持つ「匂い」だからこそ、現代の私達は、無視し、抹殺しようとしているのではないか。

死臭あふれる暗黒の時代。死臭が隠匿された暗黒の時代に生きる私達は、この失われた感覚とどのように向き合うのか。想像でない、本物の死の匂いと。
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【アンナの日記】

ホロコーストの時代に生きたアンネ・フランクにこの日記は関係ないけれどいつか訪れたいアウシュビッツの風景を記録として記憶として鮮明に残せるよう日常を少しづつ撮影してみたり文章を書いてみたり

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