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2005.09.25 Sun
鏡の絵画展

『鏡は、より完璧な絵画である』
/ゲルハルト・リヒター

壁に展示された大きなただの鏡。
正確にわたしの像が写される。
けれどわたしは決して向こう側に辿りつくことはできない。

わたしの眼前に立ち上がる「境界」

切り取られたリアルな空と、
ただグレーに塗りつぶされた大きな画面が、
展示室の中で対峙する。

極端な具象と抽象の狭間に立つわたし

写真を元に描いた精密な絵画は
同時に眩暈のような「ぶれ」を伴い、
もうひとつの幻影の世界へとわたしを導く。

わたしの知覚を常に揺さぶる仮象の世界

11枚のクリアガラスはわたしの輪郭を11重にもぶれされ、
8枚のグレーガラスはわたしを取り囲みわたしの存在を分割する。

曖昧になるわたしと世界の「境界」

草間彌生とゲルハルト・リヒター
奇しくも鏡という素材を使用する作品に
同時期に遭遇したわたしは、
その手触りの違いに驚きながらも、
作品との邂逅を存分に楽しみました。
涙がこぼれてしまうほどに濃密に。

芸術というものは、
こうも個人的な体験に帰結できうるものかと改めて思います。

逆に、いかに個人的な体験に帰結させることができるのかが、
わたしのアートに対する明確な要求となってゆくのでしょう。

彼は画面の中でこう語ります。
『何を作っているのか、わたしにはわからない。わかってはいけない。説明しうる作品を作ることはナンセンスだ。わたしの行為の全てを言葉にすることは決してできないのだ。』

http://www.kanazawa21.jp/richter/
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【アンナの日記】

ホロコーストの時代に生きたアンネ・フランクにこの日記は関係ないけれどいつか訪れたいアウシュビッツの風景を記録として記憶として鮮明に残せるよう日常を少しづつ撮影してみたり文章を書いてみたり

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