2017-06

--.--.-- --
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2005.05.01 Sun
360°かぶりつき

20050501.jpgマイケルシューマッハ ソロダンス大阪公演 「360°」 を見てきました。超かぶりつきで。10センチ先に彼の身体を感じ、私と彼とが1対1で空間をなしているようなとても甘美な錯覚に包まれました。


なんともいえないださいトップスに、膝丈の黒いスカート、そして中途半端な長さのソックスという、おばさんスタイルの安川晶子。観客に背を向けてでたらめなステップを踏んだり、音楽に身体が唐突に反応したり、中年女性の倦怠感と苛立ちをプチソロで踊る。私には少し説明的に思えました。踊り終わり、去ろうとすると、マイケル颯爽と登場。「あ、外人だ」とおばさんは呟くと、彼を観察し、色目を。妖艶な音楽が流れ、おばさんマイケルにしがみつき、押し倒し、濃厚なデュオ。まるでヨン様ツアーでチェ・ジウ気分のおばさんを見ているようで、観客大爆笑。とても美しいリフティングでもお客さん大爆笑。新世界ノリ爆発。


正方形の光の中に安川晶子とマイケル。限られた空間で、何かを探り合い、発見し、求め合い、分け合い、デュオの即興のお手本のようなダンス。マイケルの動きに余分なものは全くなく、あらゆる動作が一連のものとしてよどみなく行われる。

10分休憩 ③
赤いライトが点滅し、仰向けに寝て舞台に滑り込むマイケルの裸の上半身が浮かび上がる。ライト消滅。再度、赤いライトが点滅すると、また滑らかに移動する肉体。どうして仰向けになったままあんなに滑らかに動くのだろう。不思議。ライト消滅。三度ライトが点滅すると、立っているマイケルの上半身が赤く染まる。そして、もう1方の手の中で緑のライトが点滅。上半身の美しい筋肉をステージとして、赤のライトと、緑のライトがデュオで踊り始めます。点滅する2色の光。ああ、もう夢中。するとピカリ白い光が登場。マイケルの、彼の、口から。ここで魔法にかかって瓶につめられた私。あとは全てを見守るだけです。3色のライトが彼を照らしながらひとしきり踊ると、彼はシャツを着、ライトを床に置き、徐々に周囲明るくなり、呼吸をするように手が伸び、足が伸び、伸びやかにしなやかに踊る彼。ふと汗を拭き、観客とコミュニケート、楽屋に去り、「スーパー玉出」の袋を持って再登場し、「すみません」と小声で話すとビールを一口ググ、観客にもビール・ポカリ配り、みんなで乾杯、もう一口ビールを飲むと、心地よいリズムが彼をそして観客を包み、自然にリズムをとりながら、ゆるりすらりと身体が弧を描く、壁に汗のラインを描き、徐々に集中を増し、上昇する身体、それを照らす様々な色の光の洪水、徐々に暗くなり、彼が3つの点滅ライトを拾い上げ、超絶技を繰り広げる彼の身体の一部分が点滅ライトに照らされ、浮かび上がり、そして闇。

良いダンサーには、踊るうちに踊ろうとする主体が消える瞬間があるものですが、彼の場合も③でその身体はすばらしいありようでした。彼の場合は、シャーマニズム的でなく、空間そのものが彼を愛し動かしているように思えました。クールな表情で、手が足が身体が全て緩やかに鮮やかに躍動しているマイケルの姿に、私は静かに心地よく圧倒されました。

また来てね、マイケル。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://annadiary.blog59.fc2.com/tb.php/105-0d06c9f8

 | HOME | 

Recent Entries

Categories

Monthly

Recent Comments

Recent Trackbacks

Profile

【アンナの日記】

ホロコーストの時代に生きたアンネ・フランクにこの日記は関係ないけれどいつか訪れたいアウシュビッツの風景を記録として記憶として鮮明に残せるよう日常を少しづつ撮影してみたり文章を書いてみたり

アンネさん少し力を貸してください




FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。