2006-08

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2006.08.22 Tue
越後妻有アートトリエンナーレ2006

遠く青い空の下の暑い夏の記録。



















































しかし、新日曜美術館でのクリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン『最後の教室』の紹介はちょっとひどいのではないか?画面が明るすぎる。闇の濃度が違いすぎる。あれは、あんなものではなかった。わたしは徹底的に打ちのめされていた、あの時、あの廃校で。目を慣らさなければ何も見えない。講堂いっぱいにむせかえる藁の匂い。風は吹いているのだがぬるく、よけいにここが閉じられている空間であるように感じる。徐々に見えるぼんやりと光る青い粒。暗く赤く黄色い電球。じっとりと躰の芯に滲みこむ恐怖。見えない大量の何か。すでに失われてしまった大量の何か。それらが遺していったモノ。それらが遺していった記憶をたどる残された生者のわたし。わたしの皮膚を揺さぶる心臓の鼓動。鼓動にゆれる大きな影。大量の真っ黒な絵は、ずっと奥までわたし達を導く。そして最期には真っ白に光る大量の棺。恐怖。恐怖。恐怖。恐怖の底で、ぼんやりと思い出す。悲しみというものが、そもそも喪失に向けられたものであったことを。まばたきもできず、眼がからからに乾いている悲しみ。そんな作品だった。あんなに、胸ふたがれる、ものだったのに。

といって、ここに掲載している写真に、わたしが見た何かが写っているのだろうか?写っているといえるはずはない。これは全く別のものだ。けれど、写さずにはいられなかった、夏の記憶。
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2006.08.15 Tue
発電所美術館

発電所美術館へ行ってきました。

『遠藤利克展 Trieb-振動 (Rain Room) 』ですが、
元水力発電所という場の作用により、
「水」というマテリアルの持つ形而下の力が、
わたしたちに与えるリアルな感触をより増幅させ、
既知のものからの脱却を許された、
そんな印象を受けました。

液体という相の不思議さが顕わになり、
わたしたちが普段目にする「水」とは、
別の世界に住まう何かのように、
のびのびとその分子を振るわせているような。

ほんとうに静かで良い場所でした。

ミュージアムショップで、
これまでの展覧会のポストカードが販売されていたのですが、
とてもおもしろく「場」を生かした作品の数々は、
キュレーターの高いセンスを感じさせるものでした。
特に 山本基 の作品は、この場所で見たかった!と思い、
つい展覧会カタログも買ってしまいました。
次の 角永和夫 展もおもしろそうだな・・。



みみず



くだ



せんめんだい



てっぺん



けいき

明後日は、越後妻有アートトリエンナーレへ。
クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」がとても楽しみ。
1日だけですが、ピンポイントで見て、楽しんできます!

2006.08.08 Tue
夏の奇跡

ものすごいものを見た

空から降る奇怪な光
ナトリウムランプのようなそれは
世界のすべての色を奪い
黄色を帯びたモノクロームの世界に一変させる

人々は色を失くし
風景は色を失くし
あかるいのか
くらいのか
見慣れない光の粒は
わたしの視界を混乱に陥れ
ちかちかと世界を明滅させる

視界を遮るものはなく
一面の空を見ているわたしを想像する

遙かむかし
一面の空を満たす凶禍の相を見た人々は
深い畏れに震えおののきながら
この狂った景色のなかにある強烈な美を
自らの躰に刻み込み
そして封印しただろう

夏が見せる世界の凶暴な変容

ごうごうと吹き付ける風
雲と光のめくるめく混色
地を叩く雨の雫

わたしはこの夏の激しさを恐れ
この夏の官能を愛しているのだ

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【アンナの日記】

ホロコーストの時代に生きたアンネ・フランクにこの日記は関係ないけれどいつか訪れたいアウシュビッツの風景を記録として記憶として鮮明に残せるよう日常を少しづつ撮影してみたり文章を書いてみたり

アンネさん少し力を貸してください




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